クルーン プロ野球の速球派
プロ野球の魅力とは、とファンに聞いた際には様々な答えが返ってくるはずです。それだけプロ野球には魅力があると言うことですが、そのひとつにはピッチャーの投げた球の速さも挙げられます。速さと言うのは、非常にシンプルでわかりやすいものです。だからこそ、マウンドを裂くように投げられる剛速球には、多くのファンが魅了されます。そんな剛速球で多くのファンを魅了した選手のひとりが、アメリカ出身のクルーン投手です。
元々は彼は、アメリカプロ野球のチームに所属していました。その当時にも既に速球を得意とするピッチャーとして知られていたのですが、怪我などもあり出場機会には恵まれませんでした。しかし出場機会を求めて訪日、そして横浜に入団すると才能が開花し、火を噴くような速球で多くのファンを魅了します。その後は巨人に移籍し、2008年には、当時の日本プロ野球史上最速となる時速162kmを記録しています。
実はクルーン選手は、2005年にも時速162kmの球を投げているのですが、この時には打球速度が誤表示をしたとして正式記録とは認められなかったと言う経緯があります。クルーン投手は、2012年に野球選手としての生活にピリオドを打っています。しかし彼が残した記録が色褪せることはなく、多くのプロ野球ファンの胸に刻まれているはずです。