与田剛 プロ野球の速球派
1990年代のプロ野球の速球投手と言えば、主に中日ドラゴンズに在籍していた与田剛が代表的です。1989年のドラフト1位で中日に入団してからは、抑え投手として活躍することになりました。182cmの長身で、ダイナミックな投球フォームも印象的な投手です。
社会人時代から150kmを速球を投げていましたが、新人時代に完成形となり、圧倒的なパワフォーマンスを維持することになります。1年目の1990年から第一線で活躍し、当時の日本人最速記録となる157kmを計測しています。最盛期の時代には、巨人やヤクルトなどの強豪チームにとっても驚異的な存在でした。
与田剛は1990年には31セーブを達成し、セ・リーグの新人王に選ばれています。2年目には大きく低迷し、3年目には23セーブを達成しましたが、その後はケガの影響もあって目立った成績を残すことができませんでした。それでも、プロ野球の歴史に残る速球投手として現在でも語り継がれています。